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1kgたったの200円!?「ミナミマグロの血合い」で洋風メニュー3品を作ってみた

2017年6月24日

定期的に夜のスーパーを徘徊します。

私です。

ダラダラ生きているように見えても一応主婦ですから、できるだけヘルシーでお安い食材を求めて買い物は20時過ぎに行くことにしています。

 

うちの近所のスーパーはビックリするほど閉店時間が早いため、この時間でも大量の「半額シール」にお目にかかれるんですよ。

特に鮮魚は翌日に持ち越せない分、半額どころか驚きの破格プライスになっていたりもするので、必ずチェックしているのですが、

先日生まれて初めて「ミナミマグロの血合い」なるものを発見しました。

そんなわけで本日は、よくわからん食材「ミナミマグロの血合い」を勢いで購入し、美味しかったので結果オーライ!っていう話です。

「ミナミマグロの血合い」って何?食べれられるの??

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脂がたっぷり乗っていて、トロットロでとろける美味しさの「ミナミマグロ」。

年に1度だけ正月料理として食べる"なかなか売ってない高級品"というイメージがあったのですが、この日、最寄りのスーパーではミナミマグロフェアが開催されていたらしい!

「らしい」というのは、私が来店したときにはもうすでに身はなかったからです。

私が到着した20時過ぎの鮮魚売り場には、寂しそうに半額シールが貼られた「血合い」しか残っていませんでした。

(´・ω・`)

しかし、そんな「まぐろの血合い」と出会った瞬間、私はピーーーーン!と来ました。

たぶん美味しい……はず……と。

今まで一度たりとて手を出したことがない食材でしたが、勢いでありったけの血合い(2パック)買うことにしたのです。

だって、1パック100円。2パックで200円だったんですもの。

シールに重量は書いていないし、血まみれで何が入っているのかさっぱり見えないので、どんな料理がどれだけできるのか検討も付きませんでしたが、ワクワクしながら持ち帰ったわけです。

 

マグロの血合いを使ったメニュー3品

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帰ってきてからパックを開いて計量してみると、1パック約500g。全部で1kgが入っていました。

ぶりのアラみたいなものを想像していたのですが、骨やスジはほとんどなく、しっかりとした身と血合いが大半!

可食部がかなり多いので、約300gずつにわけて3品作ることにしました。

 

調べたところ、霜降りやつけおきなどの下処理ほとんど必要ないようで、すぐに焼いたり煮たりしてOKのようです。すごいね。

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ただレシピを見てみると、にんにくやハーブなどの臭み消しの材料は必要みたい。

今回は洋食メニューを3品チョイスしたので、ローリエとローズマリーとにんにくを用意しました。

マグロの血合いロースト

cookpad.com

1品目はこちらの「マグロのロースト」。

下処理で塩コショウを振って、オリーブオイルでグリルするだけのめちゃくちゃかんたんなレシピです。

(∩´∀`)∩ワーイ

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焦げ目をジューッとつけて、フタをしてちょっと蒸し焼きに……。

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アレンジして、ソースは白ワイン風味に、付け合せにはネギではなく、私の大好きなみょうがをチョイスしてみました。

盛り付けが雑でお恥ずかしい限り。だって早く食べたかったんだもの。

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真ん中が生焼けのように見えるかもですが、この部分が血合いです。

気になるお味なのですが「シーチキンを固めてステーキにしたものに、おしゃれなソースをかけました!」というような感じです。

生臭さはほとんどありませんが、血合いの部分が多いとカツオのタタキのような味がします。

 

マグロ血合いのコンフィ

cookpad.com

「コンフィってなんだよ!」って思ったんですけど、レシピを見たら「オイル煮」のようなものだと判明しました。

アヒージョの保存版みたいなものかな??

このレシピは下処理が必要なのですが、全体的に煮ているだけなのでほったらかしができて楽。

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下処理は、お湯で軽く茹でるだけ。あくがいっぱい出ますね。

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茹でた血合いをぶつ切りにします。大きめの骨は軽くとっておくと後で苦しい思いをしなくて済みます。

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ひたひたのオリーブオイルに、にんにく(けっこういっぱい)とぶつ切りにした血合いを入れて、ハーブをパラリ。

あーら、おっしゃれー♪

弱火でじっくり煮込みます。

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粗熱を取って、保存容器にいれると1週間くらい楽しめます。

……よく考えたら、自家製のシーチキンみたいな感じですね。コレ。

オイルは冷えると固まっちゃいますけど。

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こんな感じでオイルパスタで食べました。

「ちょっといいツナで作ったペペロンチーノ」って感じの味です。塩は控えめで作ったので、結構足しました。

 

マグロの血合い赤ワイン煮込み

cookpad.com

3品目はマグロの血合いを赤ワインで煮込んだお料理。

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オリーブオイルで焼き目をつけてから、赤ワインで煮込みます。

なぜか煮込み中の写真を撮り忘れました。(゚ー゚;Aアセアセ

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で、完成品がこちら!

リブロースのような見た目になっていますが、味付けはお醤油とみりん、中身はツナなので……想像以上に煮魚っぽい感じです。

たぶん、しょう油が多かった……。orz

どんな味かと聞かれたら「ちょっと贅沢なツナ缶を固めてグリルして、しょう油で煮込んだ感じ」と答えます。

大変美味しいですが、こんな感じでハンバーグのように盛り付けるものではなく、ごはんの上に乗せるのがふさわしいメニューです。

 

まとめ

こんな感じで「血合いのフルコース!」をイメージして色々と作ってきましたが、予想を遥かに上回る庶民的なアノ味……。

そう……シーチキン(ツナ缶)に非常に近い味でびっくりしました!

いや、ていうかツナ缶の中身はまぐろだもんね。うん。

 

ここまでやたらと「血」という文字が出てきたのでドン引きした人も多いかもしれませんが、想像していたよりも全然生臭くないので、かつおのたたきが食べられる方はだいじょうぶ!

下処理も他の魚のアラと比べると楽だし、何よりも安いです!

 

ただ「血」という文字で血を想像するだけで具合が悪くなっちゃうナイーブな方には、あんまりおすすめしません。

私はかなり美味しかったんだけど、採血で卒倒するタイプの夫に血合いだということを明かすと、微妙な顔つきになり、箸の速度が半減しました。

 

おっと
血!? ちち……ち…ちち……血合い!?

 

(´;ω;`)ナイーブだなー

 

あまり見かけることがない食材でしたが、チャレンジした甲斐があった!

今度見かけたらまた買いたいと思います。

 

それでは今日はこのへんで!

ばいびー★