2019年から愛用しているショップジャパンの「フォーサ(FOSA)」から新商品の真空保存袋タイプが登場しました!
袋タイプは容器よりもコンパクトに収納できるので、戸棚や冷蔵庫内がさらに広々と使えるようになります。
この記事ではショップジャパンの「フォーサ真空保存袋」を実際に使ってみてわかったメリット、デメリット、従来モデルとの違いをまとめてご紹介します。
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ひと目でわかる記事内容
- 袋タイプは容器タイプより省スペースで収納・管理できる
- 真空保存袋はジップバッグ式。ワンタッチでかんたんに真空処理できる
- 真空保存袋は洗って繰り返し使用できる
- 冷凍、冷蔵はもちろん、レンジ解凍(200w)OK
- 汁気があるもの、型崩れするものは真空処理できない
- 真空保存袋は定期購入で1枚あたり約175円
2022年夏!真空保存「フォーサ」に袋タイプが登場!

これまでのフォーサは容器タイプのみでしたが、2022年夏に保存袋タイプが登場しました。
容器タイプは「使わないときの保管スペースを用意しなくてはならない」「冷蔵庫内で結構なスペースをとる」という悩みがありました。

しかし保存袋ならば、これまでの半分……いや、10分の1以下のスペースで保管できます。

冷蔵・冷凍庫内がとてもスッキリします!
フォーサ真空保存袋の使い方・実際に使ってみた感想
フォーサ真空保存袋のセット内容

- 本体(真空マシン)
- 専用アタッチメント
- クリップ
- 真空バッグ(LとM各10枚)
本体は容器タイプのものと全く同じものです。すでに容器タイプを利用している方は、本体をそのまま使えます。
ただし保存袋を真空にするためには袋タイプを使うときは、専用のアタッチメントが必要です。
フォーサ 真空保存袋のサイズ


外寸 | 内寸(縦はMAX線まで) | |
Mサイズ | 縦303×横203mm | 縦196×横190mm |
Lサイズ | 縦354×横252mm | 縦245×横240mm |
フォーサの真空保存袋はMサイズとLサイズの2種類。

Lサイズはバナナ1房が入る大きさです。
真空保存する場合は袋の上部に引いてある点線(MAX線)以内に納める必要があるため、中身は袋の外寸サイズよりも小さくなります。
素人採寸ですが実物の内寸も測って表にまとめています。ご参照ください。
フォーサ 真空保存袋の使い方
フォーサ真空保存袋の使い方は、容器タイプとは少し異なります。
真空処理の難易度について、私の体感ではかんたんな順から「フォーサ(容器タイプ)<フォーサ(袋タイプ)<真空パックマシン」です。
袋タイプのフォーサは、真空パックマシンよりはかんたんに真空パックできるものの、容器タイプのフォーサに比べると少しコツが必要だと感じました。
ここでは真空処理手順とともに、フォーサ(袋タイプ)使い方のコツを紹介します。
本体に専用アタッチメントを取り付ける

本体は容器タイプのものと全く同じですが、袋タイプを使うときは、専用のアタッチメントを取り付けて空気を抜きます。

専用アタッチメントは取り付け、取り外しが簡単にできます。見た感じ水洗いも大丈夫そうです。
袋に食材を入れてジッパーでしっかり口を閉じる

ジッパーは手で閉めても良いですが、クリップを使うと素早くすき間なく閉められます。
ポイント
袋のフタを閉めるときはできるだけ空気を抜いた状態にしましょう。
空気が多い状態でフタを閉めると、フォーサで吸い出す空気の量も多くなるため、真空にかかる時間が多くかかります。
短時間できれいな真空パックを作るためにも、フタを閉める前にできる限り空気を抜いておいたほうが良いです。
※「袋内の空気量による所要時間の差」の実験をしました → 結果はこちら
3.吸込口を専用バッグのバルブ位置のマークに押し当てて電源を入れる

袋の空気穴(バルブ)に専用アタッチメントの吸い出し口を押し当てると吸引が始まるのですが、バルブの位置合わせ、押し当てる力加減に慣れが必要だと感じました。
<動画準備中>
バルブの穴と吸引口が少しでもズレると空気が抜けません。
力を入れすぎると、吸込口が潰れてしまうようでうまく空気を吸い出せません。
バルブのマークにしっかり位置を合わせて、軽く押し当てると上手くいきやすいと感じました。
吸引が始まったあとは手を離していても本体が自立して勝手に吸い込んでくれます。
吸い込みが終わったら、モーターが自動で止まります。

できあがり!
フォーサ真空保存袋の作業動画
<動画準備中>
音を気にする方が多いと思うのですが、真空作業音はほとんど気にならない程度です。

ドライヤーやハンドミキサーなどに比べると全然静か!
フォーサ真空保存袋の作業時間
<動画準備中>
真空処理の所要時間はコンテナ内の空気の量によります。
スタートの状態 | Mサイズ | Lサイズ(干ししいたけ) | 容器(角型小) |
空気満タン | 15秒 | 60秒 | 15秒 |
空気できる限り抜いた | 10秒 | 55秒 | ー |
空気満タン状態と空気をできる限り抜いた状態では、所要時間に約5秒の差があります。
それほど大きな違いではありませんが、時短とコスパ(電池)を考えると、空気はできる限り抜いた状態でフタを閉め、真空処理を行うと良いでしょう。
ちなみに容器タイプと袋タイプでは、容器タイプのほうが真空処理に時間がかからないようです。

袋のほうが無駄なく空気が抜ける分、時間がかかると考えられます
フォーサ真空保存袋 できること・できないこと
冷蔵、冷凍、電子レンジでの解凍(200wまで)、保存袋を洗って再利用
袋タイプのフォーサで真空パックの耐冷温度は-30℃までのため、冷蔵・冷凍庫で保管可能です。
冷凍保存した食材の解凍は自然解凍、または200wまでの電子レンジならば使用可能です。
電子レンジでの加熱、食洗機での洗浄、煮沸、湯煎、電子レンジ解凍した袋の再利用、型くずれしやすいもの・汁気があるものの真空保存
フォーサの真空保存袋は耐熱温度が80℃までになっているため、電子レンジや食洗機は使えません。
また200wまでの電子レンジを使用した場合、袋の再利用はできなくなります。

電子レンジを使うと袋が変形するからなのかな?
電子レンジ解凍は最終奥義って感じだね

また袋タイプは食材との密着度が高く、圧縮率も高くなるため型崩れしやすいもの、汁気があるものには向きません。
ポイント
袋タイプのフォーサは「柔らかいもの」は基本的に向きませんが、「食パン、ハード系のパン」は柔らかくとも元に戻りやすいので袋タイプのフォーサを使用できます。
「袋タイプのフォーサでパンを真空保存できるのか?」の実験結果はこちらからごらんください→準備中
フォーサ真空保存袋のお手入れ
<動画準備中>
- 本体:水洗い不可(拭き取りのみ)
- 袋:水洗いOK(中性洗剤でよく洗って乾かす)
フォーサの本体は水洗い不可、外部の拭き取り清掃のみ可能です。
袋は水洗いして繰り返し使えます。洗うときは袋を裏返して食器洗いスポンジや洗剤を使って丁寧に洗ってください。
洗い終わった袋はしっかりと乾かしてから使いましょう。水分が残っていると次に入れる食材が傷みやすくなります。
フォーサ真空袋の耐熱温度は80℃までのため、食洗機での洗浄はできません。
本体が濡れたり、水分を吸い込んでしまった場合、なるべく早めに乾かして様子を見ましょう。故障していないことを祈るのみです
フォーサ真空保存袋 寿命と交換時期
- 洗っても落ちない汚れがついたとき
- ジッパーやバルブが変形したとき
- 穴が空いたとき
洗って繰り返し使えるフォーサの真空保存袋ですが、上記の状態になると真空保存できなくなるため交換が必要です。
袋なので容器タイプよりも寿命は短めと考えたほうが良いです。
定期コースなら送料無料で2ヶ月毎に送ってもらえるので、袋切れの心配はありません。
ポイント
「フォーサの袋は実際何回くらい使えるのか?」絶賛実験中です!

ちなみに今のところ10回は使えています!
フォーサ真空保存袋を実際に使ってみてわかったメリット・デメリット
フォーサ真空保存袋の良い点・メリット
- 本体は容器タイプと併用できる
- 収納時も保存時も省スペース
- 真空パックマシンと比べてストレスが少ない
- フタが閉められるので出し入れが頻繁なものも真空保存できる
- 透明で見やすい&袋に文字が書けるので行方不明になりにくい
本体は容器タイプと併用できる

袋タイプのフォーサは、専用アタッチメントがあれば歴代フォーサと全く同じものが使用できます。
セットを購入すると本体が増えてしまいますが、2台同時につかったり、万が一のときの予備にしたり、知り合いにプレゼントしたり……と、損をすることは一つもありません。
収納時も保存時も省スペース

繰り返しになりますが、袋タイプのフォーサは本当に省スペースです。
容器タイプはそれなりの収納スペースが必要だったので導入をためらっていた方も多いと思いますが、袋も本体も本当にコンパクトなので一人暮らしの方でも導入しやすくなりました。
真空パックマシンと比べると出し入れに手間取らなくて楽

袋タイプに限った話ではないのですが、フォーサの本体は手のひらサイズで本当にコンパクト。電池を入れても重さは約300グラムでした。

一般的な真空パックマシンは大型で出し入れが結構大変です。
しかもロールタイプのシートを袋状にして使うので「シートをカット→シール処理→食材を入れる→脱気→シール処理」という5段階の工程が必要です。
ただでさえ作業が面倒なのに、重たいと、棚から取り出すのも面倒になり……最終的に使わなくなってしまうパターンが多いです。
本体自体がコンパクトだと、いつでも思いついたときに、すぐに真空パックできて本当に便利です。
フタが閉められるので出し入れが頻繁なものも真空保存できる

袋タイプのフォーサとロールタイプ(シート状)の真空パックの大きな違いは繰り返し真空にできることです。
ロールタイプの場合、袋のフタ部分はシールという熱処理で貼り付けて密閉します。シールしてしまうと空気が漏れ出る心配はほとんどないのがメリットですが、開封するときはハサミで袋を切らなければなりません。
もう一度同じ袋でシールすることも不可能ではありませんが、開封するたびに袋が小さくなっていきます。
しかしフォーサの袋は口がスライド式のチャックになっています。袋を開けるときにハサミで切る必要がないので、同じサイズを繰り返し使えるのです。
開封すると香りが飛びやすい乾物(干し椎茸や海苔)やコーヒー豆、紅茶などを保管するなら、フォーサの袋タイプほど便利なものはないと感じました。

使い終わったらすぐに真空にできるから、いつでもパリパリな海苔が使えます!
おにぎりのノリはパリパリがいいとおもうヨォ~!


干ししいたけのニオイも気にならなくなったね!
透明で見やすい&袋に文字が書けるので行方不明になりにくい
フォーサの真空袋は透明なので中身がわかりやすいです。
容器が半透明だったり色付きだと、中身が見えにくく、冷蔵庫の中で行方不明になったり、何が入っているのかわからなかったりしてなにげにストレスが溜まります。
またジッパー下、バルブ横の白い部分には文字が書けるようになっています。

食材の名前や保存した日にちを書いてけば、行方不明になったり、いつ保存したものかわからなくなって手をつけられなくなったりすることもないので、食材のムダがなくなります。
ポイント
MEMO欄に文字を書く場合は中に入れるものによって、水性ペンと油性ペンを使い分けると良さそうです。
袋を洗って、別のものを入れる可能性が高い場合は水性ペンが良いでしょう。
袋がしっかり乾いた状態ならば、水性ペンで記入しても大丈夫です。記入後もよく乾かせば、少し触れたくらいならば文字が消えません。
使い終わったあと、水洗いする際、スポンジでこすると水性ペンで消えた文字は消えます。
1つの袋に同じものを入れ続ける場合は、油性ペンを使ってもさほどストレスはなさそうです。
フォーサ真空保存袋の気になる点・デメリット
- 汁気があると使えないので味付け保存時は注意
- 電子レンジ・食洗機不可
- 専用袋が高い(定期でも1枚あたり175円)
フォーサ真空保存袋の個人的な最大のデメリットは「汁気があるものに使えない」こと。
肉や魚などの味付けや調理をしたあとに真空保存したい方も多いと思いますが、袋タイプのフォーサは少しでも汁気があると、吸込口から空気だけでなく汁も吸ってしまい……
下手するとフォーサ本体が故障します!
「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」と気軽に鶏ハムを作ろうとした私が言うので間違いないです。


わっっ!! ワアァァァァァア!!!(焦
幸いにも私は瞬時に本体を外したので内部に汁が入らず、故障には至りませんでしたが、あのまま吸い続けていたら多分本体は壊れていたでしょう。
公式には「味付けしたお肉もパック♪」みたいなことが書いてありますが、塩コショウなど粉系の以外での味付けは絶対やめておいたほうがいいです。
タレでの味付け、常備菜づくりがメインの方は袋タイプではなく容器タイプのフォーサをおすすめします。
茹でたじゃがいもなど型くずれしやすいものが入っていても、崩れることなく、容器ごと電子レンジで温められます。
ショップジャパンの真空保存容器「フォーサ(角型モデル)」を実際に使ってみた感想・レビュー
また地味にストレスなのが袋の洗浄。肉汁などがついた袋を食器洗い洗剤で手洗いするのはかなり面倒です。
あまりに面倒なので袋を使い捨てにしたい気持ちも出てくると思うのですが、専用袋は1枚あたり175円(定期購入の場合)。

庶民にとっては使い捨てをためらう金額ですね……
そんなわけで我が家では、真空保存器を以下のように使い分けています。
- フォーサ 袋タイプ:パン、乾物(のり・干し椎茸)、硬めの野菜
- フォーサ 容器タイプ:調理済みの常備菜、汁が多い作り置き、型くずれしやすいもの
- 真空保存マシン(ロールシート):生の肉、魚の保存、味付け肉・魚の保存、鶏ハムづくり
これから真空保存器を購入する方は、一番使用頻度が多いものや、一番真空保存したいものから選ぶと良いと思います。
ショップジャパン「フォーサ 真空保存器」全シリーズ徹底比較!メリット・デメリットまとめ
フォーサ真空保存袋がお得に買えるおすすめ通販サイト
ショップジャパンの公式サイトでは頻繁にお得なセールが開催されています。
アウトレットやモデルチェンジで半額になっていたり、Web限定のセールが開催されたりも珍しくありません。
楽天やAmazonのポイントバックやクーポンを加味しても公式のほうが安いことも多いので、購入前にぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。