また台風が近づいてきているようで、すごい雨です。
そんな日はおうちでコーヒーでも飲みながらゆったりと過ごしたいものですね……
と、素敵なご提案を書いたものの、雨でも晴れでも曇りでも土日はほとんど家にいることに気づいた私(@meme_hiragino)でした。
私は週3日しか出勤しないスーパーヒマ人間なので、週4日は休みみたいなものなのです。しかし、夫という名のデュエリストは土日も仕事なので、私はほとんど毎日家でボヤーッとしております。
そんなぼんやりした雨の土曜日。
私は主婦としての週間業務である「家計費の出入金記録と確認」を行ないました。
どーです? 主婦らしい一面もあるんですよ。こー見えて。
何を隠そうこの私……お金の話が大好き!なんですよね。はい。
素敵なキラキラ主婦ブログを当初目指していたので、お金がらみの話はあまりしてこなかったのですが、やっぱり生活一般の話をする上では「お金の話」は外せないなーと思った結果、最近「お金の話」というカテゴリを作りました。
……
この2〜3行でカネカネ言いすぎですね。私。
そんなわけで本日は、無課金主義を自負していた私が課金するほど大好きな家計簿アプリ「Money Forward(マネーフォワード)」のお話です。
好き過ぎてかなり長いです。どーぞ!
金勘定が趣味の私が「マネーフォワード」にたどり着くまで
超ゲスな見出しで品位もクソもないんですけど、私はとにかく自分のお金のことを考えるのが昔から大好きで、小学生の時からずーっとおこづかい帳や家計簿をつけていました。(たまにさぼるけど)
……と言っても、私が家計管理で考えたいのは、主に予算。
入ってくるであろうお金をいかに有効活用するかということをひたすら考えるのが趣味なので、古くは手書きのオリジナルフォーマットの大学ノート式おこづかい帳を、社会人になってからは会社の計算書のフォーマットを参考にしたオリジナルExcel家計簿を使っていました。
しかし、手書きはもちろん、私はExcelにそれほど詳しくないので、これらの家計簿は思ったより時間と手間がかかるんですよね。
出入金管理はいいんですけど、月次処理がものすごく大変で、月間、年間比較用のグラフやシートを作っても、更新するのが超めんどくさいんですよ。(なんかいい方法はあったんだろうけど)
こういう作業ってヒマなときは絶好の暇つぶしになって楽しいんですけど、忙しくなってくると面倒になり、どんどんどんどん未記入が増えていくんですよね。
そうして、自慢のExcel家計簿は2014年にはなんの役にも立たないファイルになってしまったのです。
そんなときに出会ったのが「マネーフォワード」です。
「マネーフォワード」はいわゆる家計簿アプリなのですが、一般的な家計簿アプリとは一線を画している!……と私は思ってます。
詳しい説明は公式サイトの紹介でも見てもらうとして、ここでは私が「マネーフォワードすげーーーーー」と思っていることをご紹介します。
「マネーフォワード」の好きなところ
ほとんど全自動で記入してくれる
私は自他ともに認めるクレジットカード派なのですが、全てのクレジットカード派の人に伝えたい。
アナタほどマネーフォワードに向いている人はいませんよ!……と。
なぜ家計簿が続かないかというと、使ったお金を記録するのを忘れちゃうからだと思うんですよ。
私も含めてかなり多くの方が
家計簿つけるわ!
↓
レシートもらうの忘れた or 今日は疲れたからまた今度
↓
出入金が記録されない
↓
収支の把握ができない
↓
家計簿役に立たない
↓
家計簿の存在を忘れる
↓
お金貯まらない
↓
やっぱり家計簿つけるわ……(一番上に戻る)
という無限ループに陥り、最終的には家計簿をやめてしまうのかと思うので、自分はマメじゃないとわかっている人は面倒な出入金の記録なんてものはやめちまえばいいんです。
ポイントも計算してくれる
私は夫からディスられるほどのポイント厨なのですが、マネーフォワードだけはそんな私にやさしくしてくれます。
クレジットカードや銀行口座だけでなく、いろんなところにあるいろんなポイントも資産として管理できます。
私は主にANAマイル、楽天スーパーポイントを貯めているのですが、どちらも1ポイント=1円で計算されているようです。
予算が組める
Excel家計簿ではちょっと難しくてできなかった予算と実績の比較。
マネーフォワードでは自分で予算を立てて、家計簿に入力された実績とあわせたグラフをジャジャーーンと表示してくれます。
ご覧の通り、月の途中は月間進捗という形で表示してくれるので、「わわっ!思ったより食費かかってるね」とか「今月はあんまり遊びにいってないなー」とかこまめに確認できます。
わかりやすいグラフにしてくれる(プレミアム会員)
Excel家計簿で一番面倒だったのが、月間、年間のグラフ化。
別にどこかに発表するわけではないので、見栄えを美しくする必要はないのですが、過去と比較して出費が抑えられていたり、貯蓄が増えていくのが視覚でわかると……それはそれはモチベーションがあがるものです。
ちなみに私が好きなグラフは「資産推移」。
大した貯蓄はありませんが、少しずつ増えてくるのが嬉しいので、積立を崩さずにがんばっています。
そして「マンスリーレポート」を見ては、赤字月の多さに心を痛めています。
財布がいくつあっても大丈夫(プレミアム会員)
複数のクレジットカードと銀行口座を使いこなすという面倒なお金の管理をしている私ですが、現金の入っている財布も実は複数持っています。
そうなると通常、一つのアプリ内ではもうワチャワチャになってしまい、なにがなんだかわからない状況になってしまいますが「マネーフォワード」なら大丈夫。
なんと! 「マネーフォワード」ではアプリ内でグループ分けをすることができるのです!(プレミアム会員のみの機能です)
私にとってここが一番のポイントで、数ある家計簿アプリから「マネーフォワード」を選択して課金するに至ったわけなのです。
たとえば我が家の場合……
- 私のおこづかい:クレジットカードA、銀行口座1と2と3、私の現金サイフ、スターバックスカード
- 家計費:クレジットカードB、銀行口座4、家の現金サイフ
- 夫の口座:銀行口座5
こんなカオスな状態でも、「私」「家計費」「夫」とそれぞれの口座やお財布のデータをグループ化できるのです。
切り替え操作もカンタンでボタン一つで全てのグループを行ったり来たり、全部含めた表示に切り替えたりできるので、本当に便利。
人生について考えさせられる(プレミアム会員)
「マネーフォワード」には、家計・口座管理の他にも専門家への相談、マネー関連情報などいろいろな機能があるのですが、その中でも私が一番好きな機能は「未来シミュレーター『よそQ』」です。
家を建てたい! 子どもの学費が! 車がほしい! 老後の資金が!……などなどの期待と不安が入り乱れた人生を資産面から計画しましょうという、いわゆる「ライフプラン」的なものをサクーーーッと作ってくれます。
よく、保険とかローンとか契約するときに作ってくれたりするものらしいのですが、私は計画に夢・野望・希望・目標・妄想その他諸々を盛り込んでニヤニヤするのが趣味なので、今まで自分で作っては毎年年末に見直して更新し、またニヤニヤしていました。
でも、これって今の収入とか支出だけじゃなく、今後の収入を予測したり、年金の見込みを計算したり、けっこう作るのが面倒なものなんですね。
最近ではネット上でカンタンにできる無料サービスなんかもあるんですけど、いちいち入力しなきゃいけないのに無料だから保存ができない。
そんなわけで、「私の、私による、私のためのライフプランを作って、定期的に見直したり更新したい!」という人は専用のソフトを買ったり、専門家に作ってもらったり、自分でExcelファイルつくったりするのですね。
でも、ここ2年は「よそQ」のおかげでそれらの作業がさっぱりいらなくなりました。
初回はポチポチと収入やらこれからやりたいことでお金がかかりそうなこととか色々入力するんですけど、一度作ってしまえば保存できるので、次に見直すときは前回保存したものを基準に修正するだけです。
しかも、謎のミスターが私のプランニングにケチ点数とコメントをつけてくれます。
このままだとダメだってヨーーーー。涙
面白いので、定期的に表を更新していますが……表を眺めていてもお金は増えないのでがんばって働こうと思います。
「マネーフォワード」のあんまり良くないところ
こんなに「マネーフォワード」を愛する私ですが、それでもやっぱりちょっとだけ「どーにかならんかね」と感じている部分や「人によってはすすめられないな」と思う部分があるので、今後の期待も込めてデメリットをまとめました。
年間6,000円の高級家計簿
「マネーフォワード」は無料プランももちろんあるので、それでOKなら全然お金はかからないのですが、11件以上の口座管理、よそQ、CSVダウンロードなどなどが使えるプレミアム会員になると、その利便性はグーーーーーーンと上がります。
↑無料とプレミアムの違いは公式の比較表がわかりやすい
しかしながら、やっぱり素晴らしいサービスは素晴らしいだけあって、お金がかかります。
「マネーフォワード」のプレミアム会員は月額500円。年間にすると6,000円にもなります。
私は東急ハンズとかでやっている秋の手帳フェアが大好きなのですが、そこで8,000円くらいする「能率手帳」を発見してびっくりした覚えがあります。
中身はセルフマネジメントに特化したプランニングシートが大量にはいっていたので、ここに計画を書いて全て実行できればとんでもない成果が得られそうだな……と思ったのですが、それにしてもすごい金額だなと思いました。
よく考えると、家計簿に年間6,000円って正気の沙汰ではないですよね。
「マネーフォワード」の公式には……
プレミアム会員は、平均月20,223円の家計改善を実感
と、書いてあるのでそれが実現できれば全く問題なさそうですが、うちの場合は……どうかな。ちょっと自信ないです。
どちらかというと、プレミアム機能の利便性とエンタメ性に月500円払っている気がします。
PASMOが登録できない
これはPASMOの仕様の問題で仕方ないと聞いたことがあるのですが(定かではないですけど)、私鉄沿線ユーザーとしては本当に不便。
一応、PASMOとクレジットカードをひもづけてあるのでPASMOにチャージした金額は出費として計上できているけれど、PASMOで電車に乗って、PASMOでコンビニ弁当を買う私としては、PASMOで何に出費しているのかわかるとさらに便利なんだよなーーーー。
自動振り分けの区分を「クレジットカードからPASMOへのチャージ=交通費」にしているので、毎月交通費が恐ろしいことになっているのが不満。半分くらいはコンビニで使ってるんだよね。
現金派の人、項目を細かく分けたい人には……おすすめしない!
私は現金払いしかできない店以外は大体クレジットカードか電子マネーで支払うので、1週間で10回くらいしか家計簿に入力することがないんですけど、現金払い主義の人には正直おすすめできません。
というのも、家計簿入力はいちいち入力ウィンドウを開いて、1件ずつポチポチやらないといけないので、かなり面倒だと思います。
一応、スマホのカメラでレシートを撮影するだけでデータにしてくれる機能がついているものの、あんまり精度がよろしくないので結局入力ウィンドウを開いて修正しなければならないので、私はもやはカメラ入力を使っていません。
※プレミアムプランではCSVファイルがアップロードできるので、これを使えば解決できるかもしれない。
同じ理由で、支出の項目を「ニンジン 98円、ピーマン108円……」と細かく記録したい人にもおすすめしません。
1回で何十点と購入した時に、いちいち入力ウィンドウを開いて記入して開いて記入して……と考えただけでも気が遠くなるし、クレジットカード払いでの自動入力も「イトーヨーカドーネットスーパー 6,180円」みたいにお店ごとの記載になってしまうので、「この場所でいくら使った」ということがわかれば良いというザックリ管理派でない限りは不満が残るでしょう。
まとめ
以上、褒めちぎった後に、蹴落とすという何とも言えないレビューになりましたが、私は「マネーフォワード」が大好きです!
繰り返しになりますが、私のような人(下記の特徴がある人)には本当におすすめ!
こんな方におすすめ
- お金のことを考えるのが好き
- クレジットカード、電子マネー払いがメイン
- 出入金の管理はザックリとわかれば良い
という人にはものすごくおすすめします!
それ以外の人にはなんとなくしかおすすめしませんが、私にとっては「年間6,000円払っても利用したい“マネーエンタメアプリ”」です!
好きすぎて8,000字も書いちゃった!