副業・プチ稼ぎ

「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」を読みました

2017年1月10日

確定申告のシーズンがやってきました。

この時期は、いつも頭を抱えています。私です。どーも。

 

フリーランスと言えば、確定申告。

昨年度は半分会社員だったので、給与所得がメインなのですが、総収入の3分の1くらいは受注した仕事やら、メルカリでの売上やら、ブログの広告収入やらの雑所得があるので、今年も確定申告せねばなりません。

そんなわけで本日は、絶賛確定申告に頭を抱えている私が手に取った本「フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。」の紹介と感想などです。

「個人事業主」と「フリーランス」は同じ?

わたし
よっしゃ、フリーランスになったる!

と思って、まず手に取ったのが下記の本。

とってもわかりやすく、個人事業主になる方法や、初期の動きなどがまとめられているので、基本の一冊としては大変おすすめです。

 

しかし! 申告や税、社会保険料など……個人事業主のはじめ方的な本に大体は書いてあるのですが、お店やさんとかの「店舗型、在庫商売」みたいなのが多くて、「無店舗、無在庫」の私には当てはまらない部分も結構あったり

あとこういう本って、個人事業主の過半数が当てはまるような、ヒジョーにベーシックなことしか書かれていないので、

「で、ぶっちゃけこのへんはどうなの?」みたいなのは書いてないんですよ。

 

そんなこんなで、「無店舗、無在庫」系のフリーランスの人から人気の本を読みました。

ライター、イラストレーター、デザイナー、編集者、プログラマー……などなど、自由業と呼ばれるタイプの「個人事業主」向けの本です。

 

2005年に出た本なので、若干内容が古いような気がしたけれど、どうやら大幅には変わっていないようなので一安心。

会話文での進行と、説明文すらブログみたいで読みやすいような、読みにくいような……。

10年以上前の本なので、ちょっと文章に時代を感じましたが、内容は分かりやすかったので良し。

まあ、それよりひどい文章書いている私に言われたくないだろうけどね!

 

「知らないこと・想定外のこと」がいっぱいわかった

「フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。」には、私が知りたかった

 

「で、ぶっちゃけ、そこんとこどーなの?」っていう話はもちろん、

「え!それってそういう意味だったの!?」と、かんちがいしていたことや

「はひょ!?そんなこと思いつかなかったじょ!」と、想定外のことまで書いてあって、大変勉強になりました。

 

本に書いてあった「いままで知らなかったこと」をいくつか紹介します。

所得が少ないほど良いってわけではない

フリーランス1年生が陥りがちな発想の一つが

「所得が少なければ少ないほど税金やら健康保険料が安くなる!? よっしゃ! 所得0円に近づけたる!」というもの。

これね。まあ、間違いってわけではないのだけれど、所得がなければないなりに困ったこともあるんだそうな。

 

たとえば、事故にあって仕事ができなくなった時の休業補償は所得額によるものなので、所得が0円で申告されている場合はもちろんもらえません。

 

うん。いや、ふつーに考えればそうなんだけど、そもそも休業補償のことなんか考えてなかったからね。

あぶないあぶない。

 

あと、住宅ローンを組む時も所得に応じて貸し出すわけだから、所得0円だったらもちろん1円も借りられない

これも盲点だった。私は会社員の夫がいるけど、家を買う場合はそれぞれ組むかもしれないから、よく考えないとだな。

国民健康保険組合の存在を知る

会社員がフリーランスになると、健康保険が国民健康保険になるってことはよく知られていると思うけれど、

月々いくら払うのかってことは、フリーランスになった人にしかわからないつらみ。

以前、会社員やめて半年くらいフリーランスというか、フラフラしてたんだけど、その時にきた国保の請求がやばかった。

詳しいことはよくわからないのですが、会社員時代の収入から算出されているのか、月3万くらい払った

収入0円なのに。(´;ω;`)

 

そんなわけで、国保は収入に応じて保険料の支払額が変わるということを学んだわけなのです。

なので国保は稼げば稼ぐほど、ただひたすらに、保険料が上がっていくものなのだ……と思っていたのですが、お仕事の内容に応じて保険の組合があるとのこと。

詳しい話は「国民保険組合 ライター」とか「国民保険組合 ブロガー」とかで検索してもらいたいのですが、国民保険組合は月額一律保険料なんだそうですよ! 魅力!

文章を書いたり、イラストを書いたりして収入を得ている人は上の「文芸美術国民健康保険組合」っていうのに入れそうです。

 

ただし、収入が少ないうちは普通に国保に入っているほうが保険料が安い。

さらに「文芸美術国民健康保険組合」の場合は、この組合に加盟している「各団体」の会員になっていることが加入条件になっています。

ちなみにライターさんが入れそうな「一般社団法人 日本デジタルライターズ協会」の会員になる場合は、入会金5,000円+年会費15,000円がかかるので、これを上回るくらい、国保と「文芸美術国民健康組合」の保険料の差が開いてから、加入を考えれば良さそうですね。

私はまだまだ加入を考えられるほどの稼ぎはありません。

わたし
( ;∀;)

領収書がないものの伝票処理について知る

白色とはいえ昨年1年間、ひたすらに領収書をため続けた私。

そんな過程で生まれた疑問が「領収書がないものはどうしたら良いのか…」ということです。

たとえば、交通費。

ICカードでピッとやっているので、履歴はそれなりに残ってはいるけれど、領収書って出ないです。

わたし
仕事で使った交通費は経費になると聞いたことがあるものの、領収書がないとダメなのか?

と、ぐるぐる考えては放置していたのですが、この本によると、

「交通費は毎回一覧で履歴を残し、伝票処理は月ごとに行う」というのが一般的だそうです。

そういや会社員の時、交通費申請でそんな感じの表、毎月書いてたわ。あれでいいのね。

 

あと、冠婚葬祭とかのご祝儀やお香典も「出金伝票」でOKとのこと。

出金伝票は100円ショップとかで売ってるかんたんなものに自分で書く……という超アバウトな感じだけど、アバウトだからといってズルして使うと大変なことになるよ!

申告はきちんと、正しくね!

 

まとめ

以上、本で知った中から「知らんかったわ!」ということを3つほど上げてみましたが、この他にも知らなかったことがいっぱい書いてありました。

フリーランスの先輩や経理のプロからすると「あたりまえ」なことでも、1年生というか、入学したばかりだとわからないことばかりですね。

 

ただ、フリースタイルでいきなり確定申告をするのはメンドーだし、発狂しそうになるので、昨日ついにMFクラウドの確定申告を導入しました!

私はこれまでマネーフォワードで家計の管理をしていたのですが、実は昨年度からプレミアム機能で「仕事」というおサイフを用意して、仕事で使ったお金の管理もしていたのです。

まだ導入しただけで、さっぱりつかいこなせていないのですが、どうやらマネーフォワードのデータはMFクラウド確定申告と連携できるらしく、昨年「仕事の財布」として登録したデータを、確定申告用に使うことができそうなのです!

 

わたし
やった!

 

ていうか、間違えてたら大変残念なのですが、これから昨年の確定申告用のデータを作り、そして、2017年度のすでに利用した経費を着々と処理していきたいと思います!